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レザムルーズ [CD]

みなさまお久しぶりです。クリスマスはどうお過ごしになられたでしょうか。

私はいつもどおり外パブにいっておりました。
まあ何と言いますか・・・独身貴族の哀れなお姿でございます。
因みにプレゼントに服をもらったのですが、XLで大きかったです。
袖が長くてしわっしわになってしまう。
これを普段着にするにはいささか不安が残る・・・
という事で、まったく同じもののLサイズを先ほど買ってきました。
一応、貰ったものとはいえ着ないのは悪いでしょうし、見た目も一緒なので相手を傷つけることなくいなせるでしょう。
ユニクロで980円のもの、と財布が傷つかないのが救いか。980円か・・・

さて本題。

レザムルーズ

レザムルーズ

  • アーティスト: 矢部達哉,ルクー,フォーレ,ラヴェル,ドビュッシー,横山幸雄
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1998/11/21
  • メディア: CD



曲目:
ルクー:ヴァイオリンソナタ
フォーレ:ネル・月の光
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ 第2番
ドビュッシー:私の心に涙がふる・ロマンス

矢部達哉(vn)横山幸雄(p)

初アルバム「エシェゾー」に続く二枚目のデュオ・アルバム。
~恋人たちへ~ との副題もある。強引だし、結構相手を選ぶと思いますけど。私の手持ちのクラシック名盤大全 室内楽曲編にも収録されている一枚。

~ともに日本クラシック界の大スターといえる存在であるが、そう呼ばれる他の演奏家の多くとは異なって、本当の実力の裏付けを伴った数少ない本物である。そして、この二人のデュオは、とにかく抜群に相性がよく、両者の個性や長所がさらに増幅されるという幸福な結果が生まれている。このアルバムは、目下このデュオの代表盤ともいえる一枚であるが、ここに聴かれる繊細でスマートな感触の中に、緊迫した表情の冴えを覗かれた彼らの表現では、その次元の高いアンサンブルが聴きものだ。また、非常にセンスのよい端整な演奏である反面、人魂の語り口やただならぬ情熱のほとばしりを随所に見出すことができる。~

と柴田龍一氏のコメントが見られる。

パッと見、現代フランスもの、いわゆる印象派の音楽が多く、私の苦手なジャンルでもある。
しかしこのデュオの真髄は、その印象派の音楽に散見される。
冒頭のルクーはあまり好きにはなれなかったのも事実だ。
確かに丹精でハッキリしている演奏なのだが、そっけなく流れ過ぎなのである。
他の演奏の1/10ほど速い為、すべての楽章において「トレ」(非常に、という意味)と心の奥からの深き表現力を冠した演奏ではないように感じる。ここは残念だが、他の曲に関しては概ね良好。名盤大全に載る程の実力は確かに聴き入る事ができる。ラヴェルのソナタがお気にいり。
タグ:室内楽曲
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髪の毛のおはなし。 [ひとりごと]

シャンプーのおはなし。の続きになります。

温めておいたタネ明かしをしますと、3年くらい前に床屋に行って以来、ふと髪の毛を伸ばしてみようと思ったわけですね。25歳のあの年は色々あったので。

まず小・中学校の頃の自分を知っていて、同窓会にも会ったがギャル臭くなった女と数年ぶりに顔を見た時に、「まったく変わってない」と言われて傷ついた事。
あの頃は思い出したくないくらいの問題児でして、見た目に対する不変ではなく時間的な意味での不変に捉えてしまったのかもしれない。
なんか悔しかった。変わってやると思った。

そして会社には、とある派遣のお姉さんがいた。その人の後ろ姿がうつくしいポニーテールだった。結構痛んでる感じでしたが、腰くらいまで長かった気がする。そこに「変わってやる」の着想が生まれた。

それと並行してフケを抑える事に成功し、ちょっと高い日用品を手にした結果、
ひょっとしてシメジみたいな色した女性のパサパサした髪質を越せるのではないか、なんて思ったりした訳です。



で、3年伸ばした結果こうなった。
IMG_0517.JPG

顔そのものはデジカメで上手く誤魔化せましたが、目立つように房を左側に寄せてみました。後ろ手で掴めるくらいの長さです。
頭頂部も隠れてますが、一応天使の輪っかは存在します。
染めてはいませんが、半年に一度縮毛矯正をかけているので傷んでいると思います。
そうです。通う場所が床屋から美容室になったのです。しかしカットは基本的に頼まず、前と横はセルフカットです。
なんでかというと、美容室で前髪が横一文字のおかっぱにされて以来、カットされるのが怖くなってしまったのです。男の店長に頼んだ意味がないじゃないか!床屋でもやられたことないのに!(泣)
会社の同僚から、「あんたがそういう趣味なのかと思った」と後になってほじくられた苦い経験もありますし、あの時ほど伸ばしたいと願った事はないです。一ヶ月くらい恥ずかしかったです。
女性客が高いシェアを占める店だとそうされてしまうのでしょうか。いずれにせよ悔しかったのでそれ以来セルフカットです。

メリットというメリットは特にないのですが、肉食系とは見られないので深夜のコンビニで屯っているような低俗な女性は確実にシャットダウンできます。例えば上記のギャル臭くなったetc…なら向こうから避けてくれるので楽ですし、こちらから構ってやるまでもありません。

しかしながら伸ばしてみて実感するのは維持するのは大変だという事。シャンプーの品質上、二度洗いしないとまともに泡立たないし、乾くのも遅い。シャンプーよりトリートメントの減りが早い。抜け毛の散乱も著しく、毎週家の床を掃かないとエラい事になってます。

そして男は短くあるべきという風潮。70年代にキムタクや江口洋介のあたりからブームが来たようですが、結局人を選ぶという事であえなく沈下していきました。今でも芸人でチラホラといますが、はたして様になる人はどれほどいるだろうか。
まあ私自身は若いうちに、あるうちにやっておこうというスタンスでやってましたが、まず家族の反対が飛んできました。今では下火になりましたが「切っちまえ」「キモい」と何度言われてきたことか。
だがスポーツ刈りに戻して、えなりかずきに似ていると詰られるくらいなら・・・!
という執念がありましたので左に受け流してきました。彼の人は善良な方ですけどね。
だから世の女性は、私が思っている以上に変な目で長髪の男を見ているでしょう。

因みに会社の方ではそこまで酷い扱いではなく、寧ろどこまで伸ばすのかと訊かれるようになりました。地味に興味あるようで。どこまで伸ばすかはまだ決めていませんが、どうなることやら。

でも、結局髪型では変われない事を知らされることになった。
半年ほど前になるだろうか。高校の同窓と食事をした時に、中学校卒業以来会っていない一つ下の後輩を帰り道の地元のコンビニで引き合わせてくれた時の事だ。
彼はレジにいながら私の顔を見るなり言った。
「あれ?先輩じゃないっすか?変わってないっすねー」と。
おめえ変わったって言えよ、と笑みをこぼしながら吐き出した。そいつは変わっていなかったからか対照的に自分が滑稽に思えた。
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タイフーン・ドリーム [CD]

もう師走になってしまいましたね。
今日は会社で永年勤続10年の表彰を受けてきました。
同志が自分を含め15人もいた事に驚きを禁じえません。

ちなみに例の全集ですが、シューマン系とベト1は聴きました。
思ったより聴きやすくてビックリ。この頃のベトは割とさわやかだったのかな?と思わせてくれる。

さて本題。


タイフーン・ドリーム

タイフーン・ドリーム

  • アーティスト: 古澤巌,古澤巌,ルクー,ディニク,コレッティ,クラーク,バーウェル,カサド,Paul Coletti,Francis Gouton,Phillip Bush
  • 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
  • 発売日: 1997/07/01
  • メディア: CD



曲目:
古澤巌:町の想い出
(民族音楽)ブルウ・ルイ・マルチェル~ゴルジュ地方のホラ~
ディニーク:ゼラゼラ
ルクー:ピアノ四重奏曲(第1楽章)
ポール・コレッティ:アイ・ワズ・シンキング・オブ・ユー
(民族音楽)トルコ風ダンス
クラーク:モルフェウス
バーウェル:スィーツ・ロイレン
カサド:親愛なる言葉
(民族音楽)ロマネスク
(民族音楽)ひばりⅤ
ルクー:ピアノ四重奏曲(第2楽章)

古澤巌(vn)
ポール・コレッティ(va)
フィリップ・ブッシュ(p)
フランシス・グトン(vc)

1988年から92年まで東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターを務めた古澤氏が4人で立ち上げたバンド(と帯には書かれているが如何に)、タイフーン。
白状するとまあ皆様知っての通り、ルクーとあったので手に取った訳なのだが・・・

内容的には1/3を民族音楽(ホラとあるので主にルーマニア系)が占め、あとはオリジナル、そして一部の正統派音楽で脇を締めるようなプログラムになっている。
ただし捨て曲はひとつもない、非常に完成された一枚である。

バンド、という所以なのか、演奏時間は一般的に考えると短い。しかしその短い間に空間を一瞬で惹きつけるような強い力と瞬くような旋律があれよあれよと流れていく。
これほど激しい高揚感や熱気を帯びつつ、乱れない絶妙な集中力で、しかもSQでやってしまうその力量に、大凡の西洋音楽では成し得ないアンサンブルにすっかり魅了されてしまった。

冒頭の町の想い出は群馬県大泉町の委嘱で生まれた作品なのだが、ヴァイオリンとピアノのための小品の中では五指に入るほど好きだ。曲調自体はシンプルなのに五感に訴えかけてくる。何回も繰り返し聴いてて、久々に目頭が反応しましたよ。

で、期待していたルクーのピアノ四重奏曲なんだけどね・・・
第1楽章が7分、第2楽章も8分とだいぶ短縮されてるのね。
本来は第1楽章が約14分、第2楽章は10分程度なんだけどね。
ディスクの収録時間が55分で、19分も余りがあるならフルで収録できるよね?
と思った。
フルで収録されていたら間違いなくイチオシにしていた。このカットが非常に悔しいし、聴きたかった。
というか当然聴けるもんだと思っていた

ただルクー絡みだったとはいえ、これほどの濃ゆい内容のものが20年前から存在していた事にとても驚いている。私はアリだと思いますけどね。
古澤氏は他にも何枚かCDを出しているようだし、余裕があれば他のものにも手を出して行きたいと思える1枚だった。
タグ:室内楽曲
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