SSブログ

髪の毛のおはなし。 [ひとりごと]

シャンプーのおはなし。の続きになります。

温めておいたタネ明かしをしますと、3年くらい前に床屋に行って以来、ふと髪の毛を伸ばしてみようと思ったわけですね。25歳のあの年は色々あったので。

まず小・中学校の頃の自分を知っていて、同窓会にも会ったがギャル臭くなった女と数年ぶりに顔を見た時に、「まったく変わってない」と言われて傷ついた事。
あの頃は思い出したくないくらいの問題児でして、見た目に対する不変ではなく時間的な意味での不変に捉えてしまったのかもしれない。
なんか悔しかった。変わってやると思った。

そして会社には、とある派遣のお姉さんがいた。その人の後ろ姿がうつくしいポニーテールだった。結構痛んでる感じでしたが、腰くらいまで長かった気がする。そこに「変わってやる」の着想が生まれた。

それと並行してフケを抑える事に成功し、ちょっと高い日用品を手にした結果、
ひょっとしてシメジみたいな色した女性のパサパサした髪質を越せるのではないか、なんて思ったりした訳です。



で、3年伸ばした結果こうなった。
IMG_0517.JPG

顔そのものはデジカメで上手く誤魔化せましたが、目立つように房を左側に寄せてみました。後ろ手で掴めるくらいの長さです。
頭頂部も隠れてますが、一応天使の輪っかは存在します。
染めてはいませんが、半年に一度縮毛矯正をかけているので傷んでいると思います。
そうです。通う場所が床屋から美容室になったのです。しかしカットは基本的に頼まず、前と横はセルフカットです。
なんでかというと、美容室で前髪が横一文字のおかっぱにされて以来、カットされるのが怖くなってしまったのです。男の店長に頼んだ意味がないじゃないか!床屋でもやられたことないのに!(泣)
会社の同僚から、「あんたがそういう趣味なのかと思った」と後になってほじくられた苦い経験もありますし、あの時ほど伸ばしたいと願った事はないです。一ヶ月くらい恥ずかしかったです。
女性客が高いシェアを占める店だとそうされてしまうのでしょうか。いずれにせよ悔しかったのでそれ以来セルフカットです。

メリットというメリットは特にないのですが、肉食系とは見られないので深夜のコンビニで屯っているような低俗な女性は確実にシャットダウンできます。例えば上記のギャル臭くなったetc…なら向こうから避けてくれるので楽ですし、こちらから構ってやるまでもありません。

しかしながら伸ばしてみて実感するのは維持するのは大変だという事。シャンプーの品質上、二度洗いしないとまともに泡立たないし、乾くのも遅い。シャンプーよりトリートメントの減りが早い。抜け毛の散乱も著しく、毎週家の床を掃かないとエラい事になってます。

そして男は短くあるべきという風潮。70年代にキムタクや江口洋介のあたりからブームが来たようですが、結局人を選ぶという事であえなく沈下していきました。今でも芸人でチラホラといますが、はたして様になる人はどれほどいるだろうか。
まあ私自身は若いうちに、あるうちにやっておこうというスタンスでやってましたが、まず家族の反対が飛んできました。今では下火になりましたが「切っちまえ」「キモい」と何度言われてきたことか。
だがスポーツ刈りに戻して、えなりかずきに似ていると詰られるくらいなら・・・!
という執念がありましたので左に受け流してきました。彼の人は善良な方ですけどね。
だから世の女性は、私が思っている以上に変な目で長髪の男を見ているでしょう。

因みに会社の方ではそこまで酷い扱いではなく、寧ろどこまで伸ばすのかと訊かれるようになりました。地味に興味あるようで。どこまで伸ばすかはまだ決めていませんが、どうなることやら。

でも、結局髪型では変われない事を知らされることになった。
半年ほど前になるだろうか。高校の同窓と食事をした時に、中学校卒業以来会っていない一つ下の後輩を帰り道の地元のコンビニで引き合わせてくれた時の事だ。
彼はレジにいながら私の顔を見るなり言った。
「あれ?先輩じゃないっすか?変わってないっすねー」と。
おめえ変わったって言えよ、と笑みをこぼしながら吐き出した。そいつは変わっていなかったからか対照的に自分が滑稽に思えた。
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

タイフーン・ドリームレザムルーズ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。