糖質制限についての考察 [リベラルアーツ]
そもそものきっかけは、何を食べても2、3時間後に空腹を感じることだった。
仕事を終えて米と肉を食べ、餃子をツマミに酒を飲む・・・
カロリーはだいぶ摂っているはずなのに、眠りについて2時間後には目が覚めて冷蔵庫を漁ってしまったりラーメンを食べたりして凌ぐ日々が続いた。
しかし、あまりに頻発する空腹にイライラして皿の上でプラスチックの箸を叩き折った事から始まった。
そんな中で一冊の本に出会いました。
この本では主食(米、小麦、芋類)などを控えてMEC食(肉・卵・チーズ)を摂取する食事を推奨しています。
それによって肥満やダイエット、糖尿病にも効くと述べてあるし、数々の糖質制限の書籍の中でも読みやすい方です。
そしてこれまでの栄養学が覆された一冊でもありました。
◆お米はヘルシー
そんなことはない。糖質の塊である。お米のアミノ酸スコアは60しかなく、必須アミノ酸の中でもリジンがとりわけ少ない。
精米すればするほどミネラルなどの栄養も抜けていく。
日清戦争の時には1日6合の白米を食べられるという触れ込みで徴兵されたものの、
戦死者463人に対して
48000人の脚気患者を生み、
2410人がその脚気で亡くなっている。
続く日露戦争でも
戦死者47000人に対して
212000人の脚気患者を生み、
28000人がその脚気で亡くなっている。
◆脂を摂ると太る
これも違う。太るのは糖質+脂質。
糖質を摂ると血糖値が一時的に上昇するが、インスリンが放出されることによってその血糖値は下降する。
この時に脳が仮想の空腹を訴えるのでまた食べてしまう。その食事がまた糖質過多だと循環してしまう。
そして過剰な糖質が皮下脂肪として蓄えられて太る原因となる。
ついでにいうとMCTオイル(中鎖脂肪酸)は減量の心強い味方になるのは糖質制限者には周知の通り。
糖質を摂らない事が条件になるが、皮下脂肪を燃やしてくれる。
痩せるメカニズムとしては、
食事で摂った糖質からエネルギーに変換され、それが枯れると皮下脂肪をエネルギーにする。
その結果痩せるようです。
◆コレステロール害悪説
特に悪さはしないし、食事による摂取量によって分泌が上下するという。
そもそも脳の3割がコレステロールでできており、
電車で飛び込んで自殺してしまう人の大半はコレステロールの降下薬を服用しており、
それにより一時的に鬱や認知症に似た症状が散見される。
新しい事実を知るのに枚挙に暇がないほどで割愛します。
そしていつしか和食そのものにも疑問を持つようになりました。
良く噛んで食べましょうと小さい頃は教えられた人は多いかと覆いますが、今はどうでしょうか。
日本人は口中調味をする珍しい民族と言われています。
例えばあなたは生姜焼き定食をいただきます。
最初に肉を食べます。米を頬張ります。しばらく噛んでまた米を頬張ります。浅漬けをつまんで刺激を楽しみます。そして味噌汁で流し込みます。
・・・というように、噛みながら咀嚼する間に口の中で味を変えていく食事の仕方ですね。
おかず単品ではしょっぱくて食えたもんじゃない、だから米で味を薄めていく。
そのため食事のペースも速くなりがちで過食気味になってしまう。これが太る原因かなと。
煮物や丼物の味付けにも疑問です。
出汁はいいとして沸騰すれば甘い味醂や料理酒を入れちゃいます。それだけだと甘いので出汁入り醤油や振り塩で味を調整してご飯に合うような味付けを自然としている訳です。意外と糖質漬けです。
米を摂らないことで味付けも薄くなりますし、口中調味もしなくなります。
口に含んでから咀嚼するまで何も足さない。そうすることで食事量は減らせます。
和食が無形文化遺産に登録されたのは「いのちを食べる」という姿勢や習慣であって、栄養学的な観念ではない事は皆さん知ってますよね?よね?
ここからは実績と変遷について語っていきます。
上記の本を読んだ時は63kgあって、健康診断でも普通と判断された時ですね。
でもお腹が出始めたのが気になって、今は55kgまで落ちました(笑)
標準体型の自分でもさらに痩せられるので減量効果は高いと言えます。
MEC食に近いものは平日の昼食で食べてますし、現在は大豆プロテインで栄養を補っている状態です。
生ピーナッツを揚げる→手間がかかるし酸化する
朝にラーメン→減量効果薄い
夜は揚げ物→週3日も食べられなくなった
凍り豆腐→味付けワンパターンですぐ飽きる
無糖ヨーグルト→単品では食べられずシロップ漬けの果物に頼ってしまう
と紆余曲折を経て昼はナッツ類・卵・チーズを現在まで崩さずに
朝・夕にプロテイン摂取、運動を視野に入れつつの自転車通勤、夕食には豆腐や納豆を採り入れる
といった按配で維持してます。またコロコロ変わるかもしれませんが、大豆率高いです。
買い物もプロテインの割材としての豆乳やチーズ、肉やナッツ類ばっかりです。
糖質制限をしたときの感想としてはまず食後の眠気がなくなります。
糖質を摂って血糖値が上がると眠気を誘発し、下がった時に空腹を誘発するそうですが、
その糖質を摂らないので午後が快適になります。糖質を制限してほとんどの人が口を揃えて実感しています。昼食で糖質を制限する最大のメリットがコレです。
夜に関しても就業後はさほど脳を働かせる必要もないので糖質を制限しても良いでしょう。
つまり朝だけ糖質をある程度摂取すればokです。
あとは舌苔が少なくなるとか体が軽くなるとか等々。体重のコントロールも自在にできます。
デメリットとしては先ほども言った通り筋肉まで落ちる可能性があることですかね。
食事後の糖質が消費され、その後皮下脂肪が燃やされますが、それすら枯れると
今度は筋肉を分解してエネルギーにすることになります。
残念ながら、糖質制限系の書籍の大半はお医者様が執筆しており、仕事柄筋肉を必要としないせいか、
この辺の記述がとても曖昧になっている。
ブルーカラーや細マッチョ志望が極端な糖質制限を行うと骨と皮だけになってしまう。
運動しないで痩せると夢のような言葉で誘ってはいますが、裏を返せば、
運動を必要としない体に変わってしまうだけのことです。
自分も最近になって気付いたので朝だけ糖質を摂るようにしています。
このあたりは自己流でやっていたので糖質とカロリー、どちらも減らしていたのが原因かもしれません。
あとは普段からめまい立ちくらみがする人はその頻度が増します。
いくら血液中の糖分がティースプーン一杯程度しかないとはいえ、血液中の糖分が減るとめまいや立ちくらみの症状が出るようです。
あとやっぱり空腹。中途半端な制限だと常にコレが付きまとう。かといって極端に制限するとやつれてしまう、というディレンマを抱えています。
長期的に継続したとき(10年超)のエビデンスも不足しているので、やるなら数ヶ月のウェイトコントロールに留めておいたほうが無難かもしれません。
甘いものは太るからといってブラックコーヒーを飲んでいる中年太りの男性をよく見ますが、
毎食主食を摂っているようではそんなせせこましい努力は無駄だと断言します。
ご飯が出されるかどうかは家庭の事情に大きく左右されますから簡単には変えられませんが、
現在のロカボ(糖質少ない食事)市場はかなり大きいですので、そういう食品群に頼ってみるのも手でしょう。
仕事を終えて米と肉を食べ、餃子をツマミに酒を飲む・・・
カロリーはだいぶ摂っているはずなのに、眠りについて2時間後には目が覚めて冷蔵庫を漁ってしまったりラーメンを食べたりして凌ぐ日々が続いた。
しかし、あまりに頻発する空腹にイライラして皿の上でプラスチックの箸を叩き折った事から始まった。
そんな中で一冊の本に出会いました。
日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる (講談社+α新書)
- 作者: 渡辺 信幸
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/03/20
- メディア: 新書
この本では主食(米、小麦、芋類)などを控えてMEC食(肉・卵・チーズ)を摂取する食事を推奨しています。
それによって肥満やダイエット、糖尿病にも効くと述べてあるし、数々の糖質制限の書籍の中でも読みやすい方です。
そしてこれまでの栄養学が覆された一冊でもありました。
◆お米はヘルシー
そんなことはない。糖質の塊である。お米のアミノ酸スコアは60しかなく、必須アミノ酸の中でもリジンがとりわけ少ない。
精米すればするほどミネラルなどの栄養も抜けていく。
日清戦争の時には1日6合の白米を食べられるという触れ込みで徴兵されたものの、
戦死者463人に対して
48000人の脚気患者を生み、
2410人がその脚気で亡くなっている。
続く日露戦争でも
戦死者47000人に対して
212000人の脚気患者を生み、
28000人がその脚気で亡くなっている。
◆脂を摂ると太る
これも違う。太るのは糖質+脂質。
糖質を摂ると血糖値が一時的に上昇するが、インスリンが放出されることによってその血糖値は下降する。
この時に脳が仮想の空腹を訴えるのでまた食べてしまう。その食事がまた糖質過多だと循環してしまう。
そして過剰な糖質が皮下脂肪として蓄えられて太る原因となる。
ついでにいうとMCTオイル(中鎖脂肪酸)は減量の心強い味方になるのは糖質制限者には周知の通り。
糖質を摂らない事が条件になるが、皮下脂肪を燃やしてくれる。
痩せるメカニズムとしては、
食事で摂った糖質からエネルギーに変換され、それが枯れると皮下脂肪をエネルギーにする。
その結果痩せるようです。
◆コレステロール害悪説
特に悪さはしないし、食事による摂取量によって分泌が上下するという。
そもそも脳の3割がコレステロールでできており、
電車で飛び込んで自殺してしまう人の大半はコレステロールの降下薬を服用しており、
それにより一時的に鬱や認知症に似た症状が散見される。
新しい事実を知るのに枚挙に暇がないほどで割愛します。
そしていつしか和食そのものにも疑問を持つようになりました。
良く噛んで食べましょうと小さい頃は教えられた人は多いかと覆いますが、今はどうでしょうか。
日本人は口中調味をする珍しい民族と言われています。
例えばあなたは生姜焼き定食をいただきます。
最初に肉を食べます。米を頬張ります。しばらく噛んでまた米を頬張ります。浅漬けをつまんで刺激を楽しみます。そして味噌汁で流し込みます。
・・・というように、噛みながら咀嚼する間に口の中で味を変えていく食事の仕方ですね。
おかず単品ではしょっぱくて食えたもんじゃない、だから米で味を薄めていく。
そのため食事のペースも速くなりがちで過食気味になってしまう。これが太る原因かなと。
煮物や丼物の味付けにも疑問です。
出汁はいいとして沸騰すれば甘い味醂や料理酒を入れちゃいます。それだけだと甘いので出汁入り醤油や振り塩で味を調整してご飯に合うような味付けを自然としている訳です。意外と糖質漬けです。
米を摂らないことで味付けも薄くなりますし、口中調味もしなくなります。
口に含んでから咀嚼するまで何も足さない。そうすることで食事量は減らせます。
和食が無形文化遺産に登録されたのは「いのちを食べる」という姿勢や習慣であって、栄養学的な観念ではない事は皆さん知ってますよね?よね?
ここからは実績と変遷について語っていきます。
上記の本を読んだ時は63kgあって、健康診断でも普通と判断された時ですね。
でもお腹が出始めたのが気になって、今は55kgまで落ちました(笑)
標準体型の自分でもさらに痩せられるので減量効果は高いと言えます。
MEC食に近いものは平日の昼食で食べてますし、現在は大豆プロテインで栄養を補っている状態です。
生ピーナッツを揚げる→手間がかかるし酸化する
朝にラーメン→減量効果薄い
夜は揚げ物→週3日も食べられなくなった
凍り豆腐→味付けワンパターンですぐ飽きる
無糖ヨーグルト→単品では食べられずシロップ漬けの果物に頼ってしまう
と紆余曲折を経て昼はナッツ類・卵・チーズを現在まで崩さずに
朝・夕にプロテイン摂取、運動を視野に入れつつの自転車通勤、夕食には豆腐や納豆を採り入れる
といった按配で維持してます。またコロコロ変わるかもしれませんが、大豆率高いです。
買い物もプロテインの割材としての豆乳やチーズ、肉やナッツ類ばっかりです。
糖質制限をしたときの感想としてはまず食後の眠気がなくなります。
糖質を摂って血糖値が上がると眠気を誘発し、下がった時に空腹を誘発するそうですが、
その糖質を摂らないので午後が快適になります。糖質を制限してほとんどの人が口を揃えて実感しています。昼食で糖質を制限する最大のメリットがコレです。
夜に関しても就業後はさほど脳を働かせる必要もないので糖質を制限しても良いでしょう。
つまり朝だけ糖質をある程度摂取すればokです。
あとは舌苔が少なくなるとか体が軽くなるとか等々。体重のコントロールも自在にできます。
デメリットとしては先ほども言った通り筋肉まで落ちる可能性があることですかね。
食事後の糖質が消費され、その後皮下脂肪が燃やされますが、それすら枯れると
今度は筋肉を分解してエネルギーにすることになります。
残念ながら、糖質制限系の書籍の大半はお医者様が執筆しており、仕事柄筋肉を必要としないせいか、
この辺の記述がとても曖昧になっている。
ブルーカラーや細マッチョ志望が極端な糖質制限を行うと骨と皮だけになってしまう。
運動しないで痩せると夢のような言葉で誘ってはいますが、裏を返せば、
運動を必要としない体に変わってしまうだけのことです。
自分も最近になって気付いたので朝だけ糖質を摂るようにしています。
このあたりは自己流でやっていたので糖質とカロリー、どちらも減らしていたのが原因かもしれません。
あとは普段からめまい立ちくらみがする人はその頻度が増します。
いくら血液中の糖分がティースプーン一杯程度しかないとはいえ、血液中の糖分が減るとめまいや立ちくらみの症状が出るようです。
あとやっぱり空腹。中途半端な制限だと常にコレが付きまとう。かといって極端に制限するとやつれてしまう、というディレンマを抱えています。
長期的に継続したとき(10年超)のエビデンスも不足しているので、やるなら数ヶ月のウェイトコントロールに留めておいたほうが無難かもしれません。
甘いものは太るからといってブラックコーヒーを飲んでいる中年太りの男性をよく見ますが、
毎食主食を摂っているようではそんなせせこましい努力は無駄だと断言します。
ご飯が出されるかどうかは家庭の事情に大きく左右されますから簡単には変えられませんが、
現在のロカボ(糖質少ない食事)市場はかなり大きいですので、そういう食品群に頼ってみるのも手でしょう。
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